【書評】『時間術大全』│メイクタイムで人生は激変する




忙しい人
  • 毎日が忙しくて、やりたいことに時間を割けない
  • 日々仕事に追われている。忙しさをペースダウンさせる方法はないのか?

本記事はこのような忙しさを緩和し、自分にとって大事なことをする時間をもっと作りたい人のために書いています。

本日紹介する1冊はこちら。

『時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』| ジェイク・ナップ 、 ジョン・ゼラツキー

時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」

この本はGoogle×YouTube出身の時間オタクであるジェイク・ナップさんとジョン・ゼラツキーさんが書いた、朝から晩までの全時間を最適にデザインするノウハウ本です。

ジェイク・ナップさん(Jake Knapp)
  • 著術家であり、IDEO客員研究員
  • Googleで「デザインスプリント」を生み出す
  • Gmailの改良に大きく貢献
  • GVのデザインパートナーを務める
  • レゴやニューヨークタイムスなどにスプリントをコーチング
  • スプリントは国連や大英博物館を含む多くの企業や組織が事業戦略として活用
  • 著書「SPRINT 最速仕事術」が世界的ベストセラー
ジョン・ゼラツキーさん(John Zeratsky)
  • YouTube、Googleなどのテクノロジー企業出身
  • デザイナーとして「時間」を再設計するミッションに没頭
  • 「ウォール・ストリート・ジャーナル」「タイム」他で執筆を行っている
  • ハーバード大学、IDEOで100回以上にわたって登壇
  • スピーカーとしても活躍

長年テクノロジー業界でGmail、YouTube、グーグル・ハンドアウトなどの構築に携わってきたプロダクトデザイナーだからこその視点で、多忙中毒のデフォルトを見直す方法、テクノロジーを利用する時間と方法などについて、「87個の戦術」としてアクションプランが書かれています。

『時間術大全』を読むメリット
  • 時間術に関するデフォルトを見直すきっかけになる
  • 自分に合った時間のデザインの仕方が分かる
  • 明日から試せるアクションプラン

1.『時間術大全』の学びと要約

Photo by Aron Visuals on Unsplash

メイクタイムの「4ステップ」

本書では時間をデザインすることを「メイクタイム」と呼んでいます。

メイクタイムには下記の4つのステップを繰り返すことが大切です。

メイクタイムの4ステップ
  1. ハイライト
  2. レーザー
  3. チャージ
  4. チューニング

それぞれ説明していきます。

ハイライト

ハイライトとは「その日の最優先事項としてスケジュールを確保する行為」です。

「何のために時間をつくるか」をまず始めに決めます。

ハイライトを設定することによって、自分の大事なことを他人の優先事項に反応せずに自分だけのために使うことができます。

また、1日の目的が明確化されるので、前向きで積極的な気持ちになれます。

レーザー

ハイライトだけで上手くいったら苦労はしません。

この世は集中力を邪魔する存在で溢れています。

それらを対処する方法を見直す必要があります。

レーザーとは「ハイライトされた優先事項に1点集中する行為」です。

SNSやYouTube、メール、ニュース速報など、集中の気を散らす存在との向き合い方、それらテクノロジーの使い方をデザインし直すことはできます。

テクノロジーを調整して「気を散らすもの」を撃退する。

レーザーモードに入るための具体的なアクションが求められます。

チャージ

脳のエネルギーは有限です。

ハイライトされた大事なことに集中するためには、脳のエネルギーをチャージする必要があります。

運動、食事、睡眠、静寂、親密な時間などで体をケアし、バッテリーをチャージすることが大切です。

チューニング

最後のステップは「寝る前にメモをとる」。

いわゆるフィードバックです。

チューニング
  • 今の戦術が自分に合っているか
  • 自分には合っていないから他の方法を試すべきか
  • その日のエネルギーレベルはどうだったか
  • ハイライトの時間をちゃんと確保できたか
  • その日、何に喜びを感じたか

メモを取って思考し、1日を振り返る時間を作りましょう。

自分に合った習慣を構築し、毎日のシステムを作りこむ手助けとなるでしょう。

87個のメイクタイム戦術の中から自分に合ったものを試す

本書ではメイクタイムを生活に取り入れる戦術が「87個」紹介されています。

もちろん、全部試すわけにはいきません。

自分の生活スタイルに合わないものを無理やり取り入れる必要はありません。

この中から今の自分にフィットした戦術を選び、実践しながら試行錯誤してみましょう。

自分に合ったスタイルが確立するまで、一気に試すのではなく、あまり負荷は掛けずに少しずつ生活に馴染ませていくのがよいと思います。

自分に合った戦術を習慣化させる

ライフスタイルに取り入れやすいものこそが、今の自分にとって最高の戦術です。

自分にとって辛い戦術だと、毎日の「あたりまえ」にすることはできません。

完璧を目指して無理してやるのではなく、自然体でできるものを86個の中から選び、実践してみましょう。

「自分が習慣化できそうなもの」に焦点を当てて選んでみると、良いかもしれません。

2.『時間術大全』の中で個人的におすすめしたいアクションプラン

Photo by Samantha Gades on Unsplash

ハイライト戦術「ハイライトを予定に入れる」

とてもシンプルな方法ですが、1日の中で最優先事項を予定表に書き込む方法です。

ハイライトを予定に入れる
  1. ハイライトに「どのくらいの時間」をかけたいかを考える
  2. ハイライトを「いつやるか」を決める
  3. ハイライトを「1日の予定」に組み込む

何かの予定を立てるとき、あなたは自分に誓いを立て、「これをやるぞ」という小さなメッセージを自分に送っている。

だがハイライトを予定に組み入れることの効果は、それにとどまらない。

1日の時間の使い方を考えざるを得なくなるのだ。

「今日はこれを優先したいな」と考えることはあっても、上記をすべて明確にして予定に組み込む方は少ないのではないでしょうか?

ハイライトを考えて予定見組み込むことにより、自分の中での優先順位を具現的にすることで、他の予定よりも確実に優先することができるようになります。

他にやるべきことがあっても、ハイライトのために確保された時間の前後にやるしかなくなります。

ハイライトはその日の最優先事項です。

レーザー戦術「スマホの通知をオフにする」

私の場合、ハイライトの作業中に一番我慢し難いのは「スマホをいじってしまうこと」でした。

通知が来るたびにスマホに目が行き、せっかくゾーンに入った集中力がプッツンなんてことがよくありました。

何かに気を取られるたびに、我々の集中の深さが犠牲になっています。

注意の対象が変わると、その都度切り替えコストがかかります。

脳はそのたびに別のルールや情報をワーキングメモリにロードしなくてはならない。

この「起動」プロセスには最低でも数分、複雑なタスクだとさらに長くかかることがある。

これを繰り返していては、限られたハイライトの時間を効率的に使うことはできません。

そもそもスマホには、Facebook、Twitter、YouTubeなどの天才達が創り上げた「人を夢中にさせるコンテンツ」が詰まっています。

我々を虜にするために、日々アップデートがなされているのです。

意志力だけではこれに抗うことは難しいでしょう。

そこで「通知のオフ」です。

最低限のスマホの通知をオフにしてしまいましょう。

新しいアプリをインストールする際も「通知を許可しますか?」と聞かれますが、すべて「いいえ」を選びましょう。

通知をオフにすることで、スマホに行儀を教え、「ノンストップのうざったいやかまし屋」 を、「重要な知らせを携えた礼儀正しい使者」に変えることができる。

チャージ戦術「コーヒーでチャージする」

カフェインは(やや)依存性のある化学物質なのでもちろん飲み過ぎには注意です。

私はコーヒー大好き人間なので、これを紹介させて頂きます。

本書では「エネルギーレベル」を一定に保つ飲み方が紹介されております。

興奮し過ぎたり睡眠を妨げられたりすることなく、コーヒーを楽しむ方法です。

コーヒーでチャージ
  • 起床直後はコーヒーを飲まない
  • 最初の1杯は朝の9時半~10時半までに間に飲む
  • 疲れる前に飲む
  • 最後の1杯は昼1時半から2時半までにあいだに飲む

最初の1杯は朝の9時半~10時半までに間に飲む

コルチゾールの分泌量が朝8時~9時の間にピークを迎えるため、朝のエネルギーを高めるにはこの時間を避けて、9時半頃に飲むのがおすすめです。

疲れる前に飲む

疲労を感じてからでは遅い。

その時点でアデノシンは脳に結合しているため、コーヒーを飲んでも倦怠感は振り払えません。

普段の生活からエネルギー切れを起こす時間を把握して、その30分前にコーヒーを飲んでみましょう。

最後の1杯は昼13時半から14時半までにあいだに飲む

カフェインの体内での半減期は5~6時間です。

つまり、夕方16時にコーヒーを飲むと、21時~22時ごろにカフェインの血中濃度が半減しますが、まだ残りの半分が残ってしまっています。

睡眠の質や翌日のエネルギーに悪影響を及ぼす可能性がありますので、14時半までを最後にその日のコーヒーを終えた方がよいでしょう。

3.『時間術大全』を読んで感じたこと

Photo by Kaylah Otto on Unsplash

私がこの本を読んで感じたことは、時間術とは毎日の生活をただ流されて生きるのではなく、「主体的に」そして「自分をコントロールしている」という意識をもって生活することの大切さです。

特に感じたことは、

自分の中で最重要視しないといけないものを「意識的に」生活に組み込むべき

生活の中で当たり前になっている「デフォルト」を一つ一つ見直すべき

スマホ等のテクノロジーに時間を支配されるのではなく、主体的に使うこと

要は「自分の頭でしっかり考える力が試されるのかなぁ」と感じました。

4.『時間術大全』まとめ

✅まとめ
  • 時間は自分でデザインするもの
  • その日の最優先事項をスケジュールに組み込む
  • スマホの通知はオフ
  • コーヒーの飲み方を意識する
  • 今の自分にフィットした戦術を選び、実践しながら試行錯誤
  • 寝る前にメモをとってフィードバック

ぜひ本書を手に取ってみて「87個」の中から自分に合った戦術を探してみて下さい。

時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」




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