【書評】『読んだら忘れない読書術』樺沢 紫苑│良質なインプットは人生を変える




読書をしてもすぐに忘れてしまう。

せっかく読んだ本だから、いつまでも記憶していられる方法はないかな?

今回紹介する本は、このような悩みを解決してくれる本です。

『読んだら忘れない読書術』樺沢 紫苑

読んだら忘れない読書術

覚えていない、つまり「記憶」に残っていないということは、それは「知識」としてあなたの中に定着していないということ。もっといってしまえば、その読書は何の役にも立っていない、ということと同じなのです。

せっかく時間を割いて読書をしているのに、何の役にも立っていなかったら非常に勿体ないですよね。

『読んだら忘れない読書術』では、読んだ本をいかに記憶に定着させ、知識を積み上げていくかについて丁寧に書かれています。

1. インプット・アウトプットの神様『樺沢紫苑さん』

樺沢紫苑さんのインプット・アウトプット
  • Facebook毎日配信
  • YouTube毎日更新
  • メルマガ毎日発行
  • 年3冊の本の執筆活動
  • 月10本以上劇場で映画を観る
  • 年2回は長期旅行
  • 月20~30冊の読書を30年以上している
  • 毎日必ず6時間以上睡眠を取っている

一般人の3倍以上の信じがたい行動力です。

ご本人は時間短縮・時間効率を高める方法を究極のレベルで実践しているだけと語ります。

2. 読書術の基本原則

Photo by Sincerely Media on Unsplash

読書術の基本①:アウトプット読書術

本を読んで、『1週間に3回アウトプットする』と記憶に残る。これが脳科学に裏付けられた記憶の法則です。

樺沢さんが具体的に行っている読書に関するアウトプットは下記の通りです。

読書後のアウトプット
  1. 本を読むながら、メモを取る、マーカーでラインを引く
  2. 本の内容を人に話す。本を人に勧める
  3. 本の感想や気づき、明言をFacebookやTwitterでシェアする
  4. Facebookやメルマガに書評、レビューを書く

週に3回、これらの行動を取れば記憶に定着しやすいとのことです。

実際に私もTwitterで感想をつぶやいたり、ブログで書評を書いた本に関しては記憶の定着率は高いと実感してます。

本の内容について友人や会社の同僚と語り合うのも、とても楽しいですよね。

自分とは違う視点が見えてきたり、思いもよらない「新たな気付き」もあるかもしれません。

積極的に取り組んでみましょう。

読書術の基本②:スキマ時間読書術

『私は月30冊本を読みます』と言うと、『凄いですね。よくそんなに本を読む時間がありますね』という反応をされます。『読書したいけどその時間がない』というのは、読書ができない人に最も多い『言い訳』です。

月30冊以上の本をすべてスキマ時間だけで読んでいるという樺沢さんは、通勤時間・移動時間・待ち時間等のスキマ時間を上手く使えば、読書スピードが遅い人でも月に10冊は読むことができると述べております。

1日のスキマ時間

スキマ時間(通勤時間・移動時間・待ち時間)

 = 1日約2時間 = 1ヶ月約60時間 ⇒ 月10冊は読書可能!

朝起きてから学校や会社に行くまでの時間、通勤・通学時間・仕事や授業の休憩時間、目的も無くSNSの閲覧やゲームに費やしていませんか?

生活の中で読書における優先順位を上げてスキマ時間を読書に費やせれば、

知識を効率的に身に付けることができ、理想の自分に近づけるかもしれません。

人生の1割に相当するスキマ時間を『浪費』に使うのか、『自己投資』に使うのか。

この時間の使い方次第で、あなたの人生は変わります。

読書術の基本③:深読読書術

私が考える『本を読んだ』の定義は、『内容を説明できること』、そして『内容について議論できること』です。感想や自分の意見を述べられなければ、本を読んでいる意味はないのです。

読んだ直後、「すごくためになった!勉強になった!」と感じて、後日友人に本について話そうとすると、

「何が良かったのか?」「具体的に何がためになったのか?」「どんなところが勉強になったのか?」

イマイチ鮮明に説明できない…

そんな経験はありませんか?

読んだ本に関する意見や感想が出てこないということは、「アウトプットできない」ということです。

つまり、行動に移すことができず「本を読んだ意味がなくなってしまうこと」になります。

樺沢さんは本の内容を「議論できる水準まで」読み解く、深く読む深読(しんどく)をして、自分の成長の糧となるような読み方を推奨しております。

3. 記憶に残る読書術:「アウトプット」と「スキマ時間」

Photo by Dollar Gill on Unsplash

樺沢さんが本書で紹介している記憶に残る読書術の中で、私が特におすすめの読書法を厳選しましたので、下記にてご紹介させていただきます。

アウトプットを最大限に活用する

マーカー読書術

『読んだら忘れない読書術』の基本は、『1週間に3回アウトプットする』ということでした。

その最初のステップが、本を読みながらマーカーでラインを引くことです。

マーカーでラインを引いたり、メモをしたりしながら本を読むだけで、脳は何倍も活性化され、それだけ本の内容が記憶に残りやすくなるのです。

最も手軽にできるアウトプットです。

私も実際に行ってみて分かりますが、これをやるとやらないとでは記憶の定着度が段違いです。

しかし、外出先や電車の中でペンやメモ帳を持ち歩くのは、なかなか大変ですよね。

私は8割以上の本を電子書籍で読んでおり、Kindleを使用しております。

Kindleはペンを持ち歩くことなくマーカーを即時に引くことができて、非常に便利で楽です。

「どこにラインを引けばよいか分からない」

「ラインばかりになってどこが重要か分からない」

このような方は、闇雲にラインを引くのではなく自己成長に繋がる気づきや発見をイメージしてラインを引いてみると良いと思います。

テレビショッピング読書術

次におすすめの読書術は、友人や職場の人に本をプレゼンする方法です。

自分が面白いと感じた本を友人に紹介するのは楽しいですよね。

しかし、周りの人たちに紹介するためには、自分で

「その本の何が面白かったのか?」

「どの部分がどのようにためになったのか」

しっかり本の内容を理解した上で可能となります。

上記で解説した「深読」が必要となってくるわけです。

重要なのは『おもしろい』『ためになった』を連呼してもだめで、具体的にどこがためになったので、本の内容を要約しながら、相手に伝えるということです。

本書では、人に本を勧めるときは「ジャパネットたかた」式に「複数の切り口」で紹介することが効果的だと述べられています。

自動掃除機をオススメする場合
  • 吸引力が強い
  • 部屋の隅のゴミもとれる
  • 駆動時間が長い
  • 電気代が格安
  • 人口知能搭載

5個以上の異なる切り口でオススメしてくれるので、非常に説得力がある

スキマ時間を有効に使う

「15分間」の読書

何かの作業を行う場合、その集中力は、はじめと終わりで強くなることが知られています。

心理学では、この現象はそれぞれ『初頭努力』『終末努力』と呼ばれています 。

15分で本を読むと、『初頭努力』で5分、『終末努力』で5分、合計10分の『記憶力の高い状態での読書』が可能になります。

これを4回繰り返すと、60分中40分までもが『記憶力の高い状態での読書時間』になるのです。

忙しくて長時間確保できなくても、少しの時間を利用して読書をすることができます。

むしろ、最初と最後のそれぞれ5分間に集中力が高くなりやすいため、その効果を最大限に利用した「15分間」の読書を推奨しております。

寝る前の時間を利用した「熟睡読書術」

スキマ時間以外に読書をするとすれば、お勧めの時間帯は『寝る前』です。

なぜならば、寝る前に読書することで、「記憶」を最大化し、さらに睡眠にも入りやすくなるからです。

寝ている間には新しいインプットがなされないので、『記憶の衝突』が起こらず、頭の中の整理が進むからです。

寝るまでの間、スマホで目的もなくSNSやWebブラウジングをしてしまっておりませんか?

睡眠前の読書はリラックス効果があり入眠しやすいと言われております。

また記憶にも定着しやすいため、オススメです。

4. 【補足】サラリーマンこそ読書をした方がよいと思う

忙しいサラリーマン

サラリーマンは毎日忙しい!会社と家を行ったり来たりするだけで精一杯だ。

これだけの生活では価値観や情報、知識のアップデートは難しいです。

視野を広げるという意味でも有効なインプット方法である読書は積極的に行った方が、より「自己成長」に繋がります。

そして「自己成長」は人生を変えます

会社でより良い仕事をするため、副業を成功させるため、転職をしてより自分に合う働き方を見つけるためにも、読書によるインプットは非常に大事だと考えております。

本は先人の成功体験や失敗体験などの経験が詰まっており、知識や知恵の集大成です。

忙しい生活だからこそ、何とか時間を算出して読書の優先度を高めていきたいものです。

✅『読んだら忘れない読書術』まとめ

まとめ
  • 『1週間に3回アウトプットする』と記憶に残る
  • スキマ時間を活用すれば、月10冊読むことができる
  • おすすめのアウトプットはマーカー読書術&テレビショッピング読書術
  • スキマ時間を上手く活用して、集中力が高くなりやすい「15分間」で読書しましょう
  • 寝る前の時間を読書に使いましょう

読書をすることの大切さや記憶に残る読書法について、詳しく知ることができました。

また、本書は自分の読書ライフをより深いものにしてくれました。

読書を充実したものにしたい方、是非読んでみて下さい。オススメの一冊です

読んだら忘れない読書術




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