【書評】『99%の人が気づいていないお金の正体』|お金ではなく信用を貯めよう




お金にうとい人
  • 「何となく心配だから」という理由で貯金をしている
  • 国の財政政策についてイマイチ理解が浅い
  • 現代のお金の使い方について勉強したい

本日紹介する本は、このような方におすすめしたい1冊です。

99%の人が気づいていないお金の正体| 堀江 貴文

この本は堀江貴文さんが書いた、お金の「教科書」として歴史的な背景や最新の経済の動きについて非常に分かりやすく解説されている必読本です。

堀江貴文さん
  • 実業家
  • SNS media & consulting 株式会社ファウンダー
  • 宇宙ロケットの開発やスマホアプリなど、幅広く活動中
  • 有料メルマガの読者は2万人以上
  • 会員制オンラインサロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」を設立
  • 近著『多動力』『10年後の仕事図鑑』『バカとつき合うな』『疑う力』など多数

余談ですが、堀江さんの著書『多動力』は私がブログを始めたきっかけを作ってくれた一冊です。

『99%の人が気づいていないお金の正体』を読むメリット
  • お金の本質を学ぶきっかけになる
  • お金の歴史や最新の経済の動きについて理解できる
  • お金の「常識」について考え直すきっかけになる
  • マネーリテラシーの再構築になる

『99%の人が気づいていないお金の正体』の学びと要約

Photo by Katie Harp on Unsplash

現代におけるお金が果たしているとされる役割

一般的に現代におけるお金が果たしているとされる役割は下記の通りです。

現代のお金の役割
  1. 価値の交換ができる
  2. 価値の保存ができる
  3. モノやサービスの価値の尺度になる

価値の交換ができる

「お金でモノを買う」行為は「お金とモノの交換」のことです。

実質的には物々交換と変わりません。

価値の保存ができる

高級食材(最高級和牛やマツタケなど)を長い間美味しさをキープしながら保存することは難しい。

この高級食材を売ってお金に交換しておけば、「価値の保存」が可能となります。

モノやサービスの価値の尺度になる

モノやサービスに値段をつけることによって、価値の数値化が可能です。

お金を共通の「モノサシ」にすることによって、モノやサービスの価値判断が分かりやすくなります。

これらは「お金は価値があるもの」と認めていることが前提として成り立っています。

つまり、お金の本質は「信用」にあります

信用さえあれば、価値を交換するときに使う「しるし」はお金である必要はないということです。

貯金の常識について

親 or 先生

これからの世の中何が起こるか分からないから、いざというときに備えて貯金はしておきなさい。

なぜ貯金をしなければならないのか?

貯金のリスクについて考えることはせずに過去の常識に捉われて、貯金を続けている人は多いのではないでしょうか?

なぜ貯金は推奨される傾向にあるのか

それは日本政府や銀行にとって、貯金してもらえた方が好都合だからです。

銀行はどうして貯金を推奨するのか?
  • 銀行は我々が口座に預けたお金を企業や個人に貸し付けている
  • 客のお金を又貸しして、年率何%かの利息を受け取っている
  • 日本では長らく「ゼロ金利状態」
  • タダに近いかたちで銀行にお金を貸しているも同然
  • ATMの手数料が数百円単位でかかる
  • 「口座維持手数料」と称して年間数千円ものサービス料をとろうという動きもある
政府はどうして貯金を推奨するのか?
  • きっかけは戦争だった
  • 戦時中、戦費調達のために大々的な貯蓄奨励キャンペーンに乗り出した
  • 「質素倹約」「欲しがりません、勝つまでは」などと節約を推奨
  • 半世紀以上経った今もなお、戦時中のプロパガンダのなごりがはびこっている
  • 「節約=美徳」も戦時中のプロパガンダのなごり

銀行の金儲けのカラクリがわかれば、一生懸命お金をATMに貯めこむことがアホらしくなる。

学校教育で刷りこまれた「洗脳」を今すぐにでも解除し、本当の意味でのマネーリテラシーを身につけるべきだ。

本当に貯めるべきものは、お金ではなく信用そのもの

お金は所詮信用を数値化したものです。

お金を稼ぐことに集中するのではなく、人からの信用を貯める努力を重ねた方がいいです。

信用がジャブジャブ潤沢に溜まっていれば、極端な話、お金も仕事もあとから自然とついてくるものなのだ。

信用とは一種の無形固定資産です。

我々自身に信用があれば、その信用をお金に変えることが可能です。

そしてピンチに陥ったときに、誰かに助けてもらえる可能性が高いです。

親や教師の言う「いざというとき」に備えたいのなら、社会的信用を上げておくことこそが、最大のリスクヘッジになる。

『99%の人が気づいていないお金の正体』信用があればお金は不要【実例】

Photo by Micheile Henderson on Unsplash

本書では、具体的に「信用」が「お金」を物々交換できるようになった実例が紹介されています。

北海道でのロケット事業

堀江さんが北海道大樹町ロケット打ち上げプロジェクトに挑戦しています。

このプロジェクトが一種の町おこしになっており、信用がお金に変わる実例がいくつか紹介されています。

打ち上げに失敗して炎上したロケットの破片をプレゼント」(5万円) →マニアック!でも人気が出た

「ロケット発射ボタンを押す権利」(1000万円) →高額にも関わらず申し込みあり

また、思いつきで

「滑走路をあと300メートル延伸したらホンダジェットが着陸できるんだけどなあ」とか

「海沿いにVIP用のゲストハウスをつくりたいな」

などとTwitterでつぶやくと、地元の建設会社社長が「ウチでやろうか?」と声を掛けてくれたそうです。

キングコング西野さんの美術館建設

キングコングの西野さんは、絵本『えんとつ町のプペル』の世界観を体現した美術館の建設に取り組んでいます。

そこで「美術館の工事を1日3000円で体験できます」という権利を売ろうと妄想しているそうです。

一見常識からかけ離れた発想ですよね。

3000円カンパして、さらにボランティアとして1日タダ働きですよ?

西野さんはこのファイナンスによって、本気で美術館の建設に乗り出しています。

お金を貯めることに夢中になるのではなく、今日から信用を貯めることを始めよう。

そうすれば「お金はあとからついてくる」という逆転現象が起こるはずだ。

『99%の人が気づいていないお金の正体』を読んで感じたこと

Photo by Fabian Blank on Unsplash

これらの活動は、堀江さんや西野さんが努力で培った信用があるからこそ可能にするものです。

お金を稼ぐこと、お金を貯めることばかりにフォーカスして「信用を得ること」を疎かにしては、これからの時代の流れについて行けず、周りに利用されるだけの存在になってしまいます。

私がこの本を読んで特に感じたこと
  • お金の本質をきちんと理解しようとすること
  • どこに、どのようにお金を使うべきか、常識に捉われずに考えること
  • 働く目的を単なる「お金稼ぎ」にするのではなく
  • 自分のやりたいことを全力で取り組んで、信用される人間になることが大切であること

この本を読んで満足するのではなく、『じっくり熟考して自分の人生に落とし込んでいかないと意味がないなぁ』と感じました。

『99%の人が気づいていないお金の正体』まとめ

✅まとめ
  • お金の役割は「お金は価値があるもの」と認めていることが前提として成り立っている
  • つまり、お金の本質は「信用」にある
  • お金を稼ぐことに集中せず、人からの信用を貯める努力をすべき
  • 貯金の意味についてもう一度考え直そう
  • 信用はいつかお金に変えることができる

今持っている「古い常識」の根拠が分かる内容となっており、マネーリテラシーの再構築には最適な一冊でした。

お金の正体を理解することは、これからの時代を生き抜くためには欠かせない知識です。

興味を持った方はぜひ手に取ってみて下さい。おすすめです!




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